【第51話】クリスマスの大大大事件!!!#13

ナスビー「ニラッチ・・・ニラッチは・・・!?」

ナスビー博士は真っ先に飛ばされたニラッチ博士のことを心配し、彼の姿を探そうとしました。

日が沈み、空は暗くなっていて、雪も降り始め、徐々に風も強まりつつありました。

ナスビー「こんなところに置き去りになったら、ニラッチが死んでしまう・・・。」

そして、衝突のあった場所から少し離れたところにニラッチ博士が倒れているのを見つけました。

ナスビー「ニラッチーッ!!!大丈夫か!!!???」

呼んでも返事はありません。ナスビー博士は雪に埋もれているニラッチ博士の上半身を起こし、お医者さんであるシロナス先生を呼び、ニラッチの容態を確認してもらいました。

ナスビー「・・・ニラッチ、助かるかな・・・?」

シロナス「・・・ショックで意識を失っているようですが、息もありますし、大きな出血はありません。この辺りのやわらかい雪がクッションになったようですね。」

ニラッチ博士は気絶しており、息があるものの、起きる気配は全くありませんでした。

その後、追ってその場にマルナスや、バターナッツ警部たちも駆けつけました。

そしてようやく警察の応援やヘリコプターに乗った救助隊もやって来ました。

ナスミ「ナスビー博士・・・助けてくれて、ありがとうございます。」

ナスビー「ナスミさん、無事でよかった!私のせいで、危険な目に・・・。」

クリビー「ナスビー博士ぇ!!!」

モモビー「おっさん!!!」

ネギーン「・・・!!!」

マルナスに連れられ、クリビーたち3人もナスビー博士のところにやってきました。

3人は怖い思いをしたものの、全員何とか無事だったことを知り安心しましたが、ナスビー博士の顔を見た瞬間、涙が溢れ、ナスビー博士に抱きつきました。

ナスビー「・・・一体なぜ君たちまでこの場所に!?」

マルナス「事情はあとでゆっくり聞きまショウ!ここにずっといたら凍えてしまいマース!」

こうして、現場にいた全員は地元の町に帰ることとなりました。

シロナス先生、ナスビー博士、バターナッツ警部の3人は駆けつけた救助隊とともにナスミさんとニラッチ博士を病院に連れて行くのに付き添いました。

残りのマルナス、クリビー、モモビー、ネギーン、チャコ、チェリ子、マイターケ、ハスーネの8人はデラックスタイプのトナカイロボの率いるサンタのソリに乗って帰りました。

ソリは雪の降る夜空を駆けてゆきました。クリビーたちは、サンタクロースの目線になりながら、クリスマスイブの夜景を空高くから眺めることができました。

マルナス「(・・・せっかくのクリスマスイブの夜景も、こんなことが起きては全く楽しめないデース。それにしても、とりあえずは全員無事でよかったデース・・・。しかし、ニラッチさんは今後どうなるやら心配デース・・・。)」

マルナス助手は頭の中で色々と考えながら帰り道のソリを運転しました。

そしてようやく、ソリはクリビーたちの住む地元の町に着きました。

ソリが着陸した町の広場の中心には大きなクリスマスツリーがありました。

その前に、クリビー、モモビー、ネギーンのそれぞれの両親が恐ろしい顔をして待っていました。

この後、子供たち3人がどれだけ怒られたかは読者様の想像通りです。

マルナス「ふぅ・・・。やれやれ、クリスマス社からの依頼の最中にとんでもないことが起きてしまいましたガ、もしクリスマス社からの依頼がなかったら、クリビーくんたちとナスビー博士、ナスミさんは一体どうなっていたんでショウ・・・。作者は恐ろしい話を考えるものデス・・・。」

ちょうどこの頃、100体のサンタロボは各地の空に散り、幻想的なクリスマスイブの夜空を演出していました。その姿を地上から発見した人々はサンタクロースの存在を信じ、とても喜んだことでしょう。こうして、クリスマス社としてはマルナス助手への依頼にとても満足したのでした。

一方、病院に運ばれたナスミさんとニラッチ博士ですが、ナスミさんは持ち前の毅然とした性格もあってか、なんと翌日から仕事復帰するほどの元気さを取り戻していました。しかし、ニラッチ博士の方は、右目と右腕に大ケガを負った上、何日も意識が戻らない状態となってしまいました。

したがって、ニラッチ博士は運ばれた病院に入院したまま、警察の監視下に置かれることとなりました。彼の意識が戻り次第、事件を起こした容疑で逮捕され、取り調べが行われることとなりました。

こうして、クリビーたちの『みんなと違ったクリスマス』はもう思い出したくもない、大大大事件のクリスマスとなってしまいましたとさ・・・。

まあ、ニラッチ博士も捕まって、ひとまず一件落着!!!

かな?

事件解決から静か~に数日が経ち、クリビーたちの住む町は再び平和な空気を取り戻しました。そして、静か~に、新しい年を迎えましたとさ。

おしまい

・・・

さて、このおはなしは、一段落したけど、ニラッチ博士の企みはこれで終わるのかな?

ナスビー博士が古代文字を読めるという秘密、どうしてニラッチ博士が知っていたんだろう?

あとさ、竜が出て来たよね?3匹の竜って、これから出てきたりするんかな~?

それじゃ、今後の展開をお楽しみにね!